2009年11月1日日曜日

アイガモをいただきました

昨日ですが、京都調理師専門学校の生徒さんが、

農業体験にお越し下さいました。



昨年同様、農作業+アイガモ締め、捌きの体験と、

それを鍋にして頂くという内容。



まずは農作業。

里の駅となりの山本さんの里芋をみんなで掘りました。





見る見るうちに堀あげて30分でこの量を収穫!!





それからアイガモの締め、捌き体験です。



昨年も思ったのですが、たった今まで生きていたアイガモを締め、捌くというのは、

料理を勉強しておられる生徒さんにとってはこの上ない上質の授業ではないでしょうか。



みてください、この真剣な顔。



指で内蔵をとる方法について教わっています。

先生の、指導も熱を帯びます。

「ほら、わかるか、ひとりづつ指を入れて確かめてみろ」

という呼びかけに、みんなが順番に鳥の肛門から指を入れて内蔵の様子を確かめる。

指1つで鳥の体と内蔵を取り分けることができるのだそうです。



ジャージ姿が先生です。



先生が、

「何一つ残さず、全部食べれる!」

と言って、自前の炭焼き機までもってきてくださり、

内蔵や鳥皮を焼き鳥にしてくれました。

生徒さんは大喜び!





骨は、「だしをとります」といってお持ち帰りになられました。

使わなかったのは、頭と足と、腸、肺などの食べられない内蔵だけ。



手羽元はつみれにして召し上がっておられました。

料理学校なら出羽の手際の良さと、食材に合わせた料理方法を指導されている先生に、ほんと脱帽でした。





こわい、とか、見ていられない!という生徒さんは殆どおらず、

皆さん積極的になんでも体験して学びたいという意気込みが感じられました。



お料理を勉強する上で、生きていた動物達を締め、捌くというのはさけて通れない道だと思います。すでに食材としてパックに詰められたものばかりになれている私たちにとって、少々ショッキングではありますが。素材の生きていた姿を思い描きながら仕事できる人の料理を私は食べたい。そして、その動物や野菜に感謝している人の料理を食べたいと思います。



だから、昨日参加してくれた生徒さん達といつか彼らのお店で会うことができたら、とても素敵なことだと思いました。